氣とは?

「氣」は、特別な人にのみ備わっているエネルギーではなくすべての人に備わっているものです。すべての自然現象は「氣」によっておこなわれる。またすべての形あるものは「氣」が根本で構成されていると古代中国では考えられていました。 氣一元論を分かりやすくするため「氣」を2つ分けると「エネルギー」と「形」となります。ここからは「エネルギー」という意味で「氣」と表現いたします。

  エネルギーといいますと熱・磁力・重力・水力・風力・原子力などありますが「氣」はすべての総称としてあらわしますので、どのエネルギーが「氣」であるかは言えないのです。 古人からすれば「風で木の葉が揺れる」「こころがときめく」ことも氣の作用であり、「電車が動く」「飛行機が飛ぶ」ことも氣の作用ととらえたであろう。 人体での「氣」とは生きる力「生命力」であります。同じ体でも「氣」があると生きている。「氣」がないと死体となります。からだと心を合わせたエネルギーであります。

 

・陰陽論

 陰陽論は紀元前5〜6世紀頃の中国で老荘思想の影響を受け生まれた。「陰陽の法則に従い、ものごとを二つの分けバランスを考える」東洋医学は陰陽により人体の氣を調整することが治療です。

陰陽の法則

陽の性質→動きが多い、上昇、温かい、明るい、発散性

陰の性質→動きが少ない、下降、冷たい、暗い、求心性

1、    天人合一 春夏秋冬は陰陽に分けられる。自然の変化に従った生活をする。逆らえば病となり病を治すには自然の陰陽にあった状態のからだにする。

2、    自然の現象、時間を陰陽に分類いたします。このとき陰陽は、A「陰中の陽」「陽中の陰」がある。まったくの陽やまったくの陰はありえない。どんなことも陰陽の性質を含み割合がちがうのです。

B「陰極まって陽となる」「陽極まって陰となる」

雨にたとえると、

・水は日にあたり→水蒸気になり昇り→雲になる→雨となり降りる。 

3、    人体の陰陽 

  上半身は「陽」下半身は「陰」  (*図1参照)

  四つんばいになり、日のあたるところは「陽」影になるところは「陰」

  からだの・外は「陽」 ・内は「陰」  

4、    体での陰陽の氣のはたらき

  陽氣→主にからだの外側をめぐり、外界からの刺激(寒、熱、ストレスなど)より守る。温める。行動力。

  陰氣→生命の原動力である精気をたくわえ内部に引き締める。潤いを出す。体力。

5、    陰陽の特徴は、比較するキーワードにより変わる

   例えば、トマトの色は→赤は発散性なので陽

          トマトの食感は→みずみずしいので陰

五行論

陰陽からさらに細分化し5つの要素に分類

火 ・ 金 ・ 土 ・ 木 ・ 水

  陽 ←  陽陰が中性  → 陰


        

1、五行には、相生関係と相克関係がある。

・緑の矢印の相生関係は次の氣を助ける
 赤の矢印の相克関係は対する氣より奪うシーソーのような。関係

2、五行は自然界や人体に当てはめられている。

天地万物

五行

惑星

五星

木星

火星

土星

金星

水星

方角

五方

中央

西

季節

五時

土用

五色

五味

感覚

五感

臓器

五臓

肝臓

心臓

脾臓

肺臓

腎臓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神 

五神

蒼竜

朱雀

黄竜

白虎

玄武

 

十干

甲乙

丙丁

戊己

庚辛

壬癸

 

十二支

寅卯

巳午

丑辰未戌

申酉

子亥

 

 

五行

五行

臓の配当

五臓

腑の配当

小腸

大腸

膀胱

五腑

旺ずる季節

土用

五季

気候配当

湿

五気

外気性状

湿

五悪

要求する味・養う味

五味

主る五感覚(現法)

皮膚

五感覚

発する感情

笑・喜

思・憂

恐・驚

五志

収蔵するもの

営・智

五臓

主る器官・組織

血脈

肌肉

皮毛

骨髄

五主

主る体の付属器官

面色

唇乳

五華

主る毛髪

眉まゆ

髪かみのけ

陰腋毛

身毛

鬚あごひげ

五毛

主る体液

涙なみだ

汗あせ

涎よだれ

涕はなみず

唾つば

五液

主る竅

唇口

耳・二陰

五竅

主る五官器(現法)

皮膚

五官

主る目の部位

黒精

内外眥

眼瞼

白精

瞳孔

五目部

主る精神作用

意・智

精志

五神

傷害する味

酸傷筋

苦傷気

甘傷肉

辛傷皮毛

鹹傷血

五傷

主る疾病

腱炎

眼疲労

筋肉痛

皮膚病

関節痛

五病変

発する変動

握にぎる

憂うれう

味あじ

咳せき

慄おののく

五変

発する体の変動

攣ひきつり

動悸

しゃっくり

咳せき

慄みぶるい

五変

発する体臭・口臭

燥あぶら

焦こげ

香かおり

腥なま

腐くされ

五香

労する動作

久行傷筋労肝

久視傷血労心

久坐傷肉労脾

久臥傷気労肺

久立傷骨労腎

五労

主る症候

五候

発する色・体色

五色

病苦により出す声

呼さけぶ

言しゃべる

歌うたう

哭なく

呻うめく

五声